中国青島「中日友好柔道館」の視察報告

2007年03月16日 (金曜日)

2006年の11月12日に調印式が行われた青島の中日友好柔道館の視察を橋本敏明副理事長と国際武道大学体育学部柏崎克彦教授が行いました。
【青島で柔道を修業している青少年と】

下記の通り、報告します。

期 間:2007年2月26日(月)~3月1日(木)
目 的:中国柔道支援事業の一環として、2007年度に設立予定の「中日友好青島柔道館」に係わる運営等の助言、及び交流について意見交換を行う。
  
 2月26日(月)JL783便で青島に到着、中国柔道協会・女子部門長/青島市柔道協会理事長徐殿平氏ほか役員が出迎え。その後、ホテル内のレストランにて徐氏、時峰氏(国際武道大学大学院修了、国際担当、通訳)、柔道協会職員(女性)と打合せ。柔道クラブ運営に関する資料を元に説明し、意見交換する。夜に、夕食会が開かれ、青島市柔道協会事務局の方々、及び武大で研修中(予定者含む)の柔道練習生等と懇談する。

【青島市体育局彭副局長と橋本敏明副理事長】

  2月27日(火) 青島市第二体育館を視察した。二階を柔道場に改装する計画について説明を受ける。陸上競技場なども視察し、青島市体育運動学校を訪問した。日本でいうところの中高一貫スポーツ専門学校である。ナショナルトレーニングセンターレベルの各種目運動施設が建設されていた。

【青島市第2体育館内、柔道場になる予定のフロア】

【青島市第2体育館の正面玄関】

午後4時青島市体育局を訪問し、周鵬拳局長、彭一念副局長、徐殿平氏等関係者と「中日友好青島柔道館」の構想について意見を交換する。

  2月28日(水) 青島市郊外(車で約一時間半)のアテネ五輪女子柔道銀メダリスト劉選手ゆかりの柔道場(学校)を訪問し、柏崎先生が実技指導を行った。その後、劉記念柔道場が設置される学校、及び劉選手の生家を訪問する。青島市柔道協会事務局を訪問し、懇談する。 青島市柔道協会が夕食会を開催、友好を深める。

【柔道協会事務局には、柔道の精神などを示す説明文があった】

3月 1日(木) 徐氏の自宅を訪問した後、青島空港に到着し帰国した。

【最初の練習場は海岸の砂地だった。徐氏に案内していただいた】

討議内容:

■柔道場建設について
 安全性に留意すること。畳のスペースは全面に畳を敷く方がよい。柔道関係者の意見を尊重して欲しいなど。

■設立後の運営について
 日本における事例を資料で示す。スポーツ振興策の違いがあるので一概には言えないが、青島市側の意見からは、選手育成の基礎(優秀な少年の発掘・育成)としての機能を求めていることがうかがえた。「日中友好」と「自他共栄」の精神に則った活動を展開することの意義を確認した。

■スポーツ振興について
 体育・スポーツに関する学校の整備が図られている。柔道については、今後指導者の育成が急務だろう。ジュニア期、及び女子柔道に焦点を当てて振興が図られるのではないだろうか。現在は、北京五輪での女子柔道メダル獲得(劉選手)に向けて全力を傾けている様子であった。

■支援活動について 
 運営への助言、及び人材育成の側面に協力することが可能と思われる。