中国青島市に念願の柔道場が開設!(2006年07月20日)
2006年08月21日 (月曜日)
2005年11月より『外務省の草の根支援』で青島に柔道場の建設を働きかけてきましたが、このたび外務省の諸手続きがほぼ完了し、今年の11月11日と12日に開催予定の青島国際柔道大会の期間中、青島市および青島柔道協会と中国在日本大使館との間で調印式が行われる予定となりました。
【写真右:素晴らしい海岸線のある青島全景】
青島市は柔道を通した活動が盛んな所で、毎年11月には国際大会が行われています。しかし、このような国際的にも柔道競技で知名度を得た青島市ですが、かつては柔道の施設もなく、柔道の愛好者が砂浜で練習をし、修業を積んできた経緯がある所です。現在では、女子の強化選手を何人も輩出するまでに、発展してきました。
【写真:青島国際柔道大会に応援に来ていた中国の子どもたち】
私は、中国と日本の間で柔道を通して何ができるのか、外務省の方々といろいろと考えてきましたが、柔道場の開設ができることになり、そこで展開して行く中国と日本の異文化交流を通じ、より一層深い相互理解ができるよう、働きかけていきたいと思っています。具体的には柔道場に日本人のコーチを派遣することや、柔道場の運営のノウハウを提供することなどですが、もちろん、日本文化の紹介や、日本人の『心』に触れて、理解していただくようなプログラムも考えていきたいと思っています。
【青島日本人学校で 2005.11】
柔道場は青島市の中心に位置し、青島市第2体育館の2階、約400㎡の広さに開設する予定です。青島市では現在試験的に公立の小学校で柔道の授業がおこなわれていて、試合もできるほど盛んに練習に励んでいるようです。
また、青島市には日本企業約700社が在中し、約2000人の日本人が住んでいるとのことですが、この柔道場の開設が日本人の方々に、柔道を通してできる日中の交流に、改めて関心を示していただき、多くの協力をいただけると思っています。青島市体育局の方々や、青島市柔道協会の方々は、日中の友好、柔道の普及のために、この新しい柔道場を大いに役立てていきたい考えです。
【青島市体育協会と柔道協会の方々と 2005.11】
思い起こせば、柔道の創始者嘉納治五郎師範は、日露戦争終了後、弘文書院を開設し、約7000人以上の中国人留学生を受け入れた歴史的経緯があります。
この時代に、嘉納師範は中国との交流を通し、相互理解の重要性を説いていたのです。私たち、日本人にはあまり知られていないことですが、中国で柔道に携わっている方々は、この歴史的背景を大変よく勉強されていて、頭の下がる思いがします。
青島市に柔道場ができ、開設するのは来年の春ごろと思いますが、ここからがスタートであります。NPO法人柔道教育ソリダリティーとしましても積極的にこの活動に関り、この柔道場から新たな日中友好の架け橋を渡せるよう、中国の友人と協力していきたいと思っています。
NPO法人柔道教育ソリダリティー
理事長 山下泰裕
青島市で高まる柔道人気 井出敬二(在中国日本大使館広報文化センター長)
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200606040900030
在中国 日本大使館HP
http://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm